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※このウェブページは中学校理科3年の学習内容です。<3年p.250>

資料 農業を変えた無性生殖「接ぎ木」

 ある種類の植物の一部を別の種類につなぎ合わせる「接ぎ木」という技術を用いると,2種類の植物の長所をもった木や苗を,たくさん作ることができます。

 たとえば,病気に強い形質をもつ種類を土台として使い,花がさいて果実のできる枝は,味のよい形質をもつ種類を使って育てます。この方法は,1930 年前後から日本の一部の地域で実用化されはじめたといわれています。近年では,スイカの94%,キュウリの93%,ナスの79%,トマトの58%が接ぎ木栽培で育てられ,海外でも急速に普及しています。

 接ぎ木は現在の私たちの食料を支える大切な技術になりました。

接ぎ木したキュウリの苗
トマトの接ぎ木作業
リンゴの接ぎ木

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