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※このウェブページは中学校理科3年の学習内容です。<3年p.255>

資料 論争をよんだ進化論

 進化の考えをまとめ上げて発表したのは,イギリスの生物学者ダーウィンです。彼は,1831年から世界各地の生物や化石の調査を行い,進化の考えにつながるアイデアを思いついたといわれています。そのなかでも,ガラパゴス諸島の動植物の観察が,大きなヒントになりました。

 1859年,ダーウィンは,それまでの調査などをもとに「種しゅの起源」という本を出版します。その本で,「生物は長い時間をかけて世代を重ねるうちにすがたが変わる」という考えを発表しました。これは,当時の社会で大きな論争となりましたが,しだいに受け入れられていきました。

 ダーウィンの考えは,現在の進化の考え方に受けつがれています。

ダーウィン (1809〜1882年)
ガラパゴス諸島にすむゾウガメの一種 (甲羅が鞍型で頭を高く持ち上げ, 高い位置の植物を食べられる)
ガラパゴス諸島にすむゾウガメの一種 (甲羅はドーム型で,頭を高く持ち上げ られない)
ガラパゴス諸島にすむウの一種 (つばさが小さく とぶことはできない)
南米大陸に分布する ウの一種
ガラパゴス諸島にすむ イグアナの一種 (海中で海かい藻そうを食べる)
ガラパゴス諸島にすむ イグアナの一種 (陸上でサボテンを食べる)
ガラパゴス諸島に分布する ウチワサボテンの一種 (高い位置に葉ができる)
南米大陸に分布する ウチワサボテンの一種

ダーウィンは,ガラパゴス諸島の動植物は,南米大陸のそれらと共通点が多いが,異なってもいることに注目した。

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