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※このウェブページは中学校理科3年の学習内容です。<3年p.100>

1|生物と外界の関係

 生態系

 ある生物を中心に考えたとき,その生物を取り巻いている外界(ほかの生物や生物以外の要素❶)を【環境】という(図1)。生物がどのようにして生きているかを考えるとき,生物と環境を切り離すことはできない。

 ある地域に生息するすべての生物と生物以外の環境の要素を1つのまとまりとしてとらえるとき,これを生態系という。森林・草原・海などの自然のまとまりは,それぞれ【生態系】としてとらえることができる❷。

 食物連鎖

 同じ地域にすむ生物どうしの間には,「食べる・食べられる」という関係があり,この関係は鎖のようにつながっている。このような「食べる・食べられる」という関係のつながりを【食物連鎖】という。実際には,動物は何種類もの生物を食べたり,季節によって食物が異なったりする。そのため,自然界では多くの食物連鎖が網の目のように複雑にからみ合っていて,【食物網】をつくっているととらえることができる(図2)。

食物連鎖は,生物間での「食べる・食べられる」という関係がつながっていることを表す用語です。この食物連鎖が網の目のような複雑な関係であることから,食物網という用語が使われます。

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図1 イネに影響をおよぼす外界の要素の例
 は「食べる・食べられる」の関係の例

図2 食物網の例

❶ 生物以外の要素とは,たとえば空気,水,光などである。

❷ 人間の作った水そうの中や庭,あるいは地球全体を生態系ととらえることもできる。

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