Logo
<UDエンジン>

*ふりがなは現在調整中で,正確でないことがあります。

現在,ふりがな・翻訳表示の調整中です。

gkt-horizontal-line

※このウェブページは中学校理科3年の学習内容です。<3年p.107>

 土中の微生物の多くは【菌類】や【細菌類】(図9)である。菌類や細菌類は土中などに多く生息していて,代表的な分解者であるといえる。これらの生物のはたらきにより,有機物は最終的に無機物にまで分解される。

菌 類

菌類にはカビやキノコなどがある。多くは多細胞生物で,そのからだは,菌糸とよばれる細長い細胞のつながりでできている。菌類は細胞分裂や胞子でふえ,菌類の一部は胞子をつくるときにキノコの形になる。

カビのからだのつくり
キノコのからだのつくり
細菌類

細菌類には大腸菌やビフィズス菌などがある。細菌類は単細胞生物で,細胞分裂によってふえる。多くは球状や棒状である。

菌類や細菌類は,からだのまわりに消化酵素を出して有機物を分解して取りこみ,成長したりふえたりする。また,多くは,動物にとって養分となりにくい植物の細胞壁も養分にすることができ,分解者として重要なはたらきをもつ。 菌類は植物でも動物でもない。また,葉緑体をもたず,自ら動きまわることもない。菌類と細菌類は,名前が似ているが,全く異なる生物である。
細菌類の模式図

図9 いろいろな菌類や細菌類

読み取り中...