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※このウェブページは中学校理科3年の学習内容です。<3年p.128>

 電解質とイオン

 電解質は水に溶けたときにイオンが生じる物質で(表2),生じたイオンは,水溶液に電流を流す原因になる。エタノールや砂糖などの非電解質は,水に溶けてもイオンが生じないため,水溶液は電流を流さない(図14)。

表2 いろいろな電解質の電離

イオンには,水酸化物イオンのように,2個以上の原子の集まり(原子団)が,全体として電気を帯びるものもあります。

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ショ糖の分子や,エタノールの分子の化学式は複雑なので,ここでは,これらの分子を◯で表しています。

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ショ糖の分子やエタノールの分子は,水中でも電子を受け取ったり放出したりしない。イオンが生じないため,水溶液に電流が流れない。

図14 非電解質の水溶液

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Clが塩素原子を表すのに,Cl⁻は「塩素イオン」ではないんだね。Hが水素原子で,H⁺は「水素イオン」なのに。

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1個の原子がイオンになるときには,その呼び方は次のように表すことになっています。

・ 陽イオンは,元素の名称に「~イオン」をつける。

・ 陰イオンは,語尾を変えて「~化物イオン」をつける。

この決まりにしたがうと,陽イオンであるH⁺ は「“水素”イオン」で,陰イオンであるCl⁻は「“塩”化物イオン」になりますよね。陰イオンには,ほかにフッ素原子F が1個の電子を受け取ってできるフッ化物イオンF⁻などがあります。なお,2個以上の原子の集まりからなるイオンには,それぞれ固有の呼び方があります。

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