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※このウェブページは中学校理科3年の学習内容です。<3年p.151>
金属の種類による陽イオンへのなりやすさのちがいを,くわしく理解しようとしたとき,どのように科学的に探究することができるだろうか。
探究5 イオンへのなりやすさ
気づき
銅は銅イオンにならないのかな?鉄はいつでも鉄イオンになるのかな?
水溶液中の金属イオンが金属になる条件があるのかな。
塩化鉄水溶液に鉄くぎを入れても,鉄イオンが鉄になるわけではないね。
銅が銅イオンになることはあります。銀イオンがふくまれる水溶液に銅を入れると,銅がイオンになり,水溶液に溶けます。
金属の組み合わせが,関係していると予想できますね。
課題
「イオンへのなりやすさ」は,金属の種類によってどのように変わるだろうか。
仮説
金属により,イオンへのなりやすさがちがうとしたら,順番があるのかな。
順番ではなく,じゃんけんのような関係があるのかも。
金属とその金属イオンが溶けている水溶液ではどうなるかな。
計画
ここでは,あつかう金属は,Mg,Fe,Cuにします。
塩化銅水溶液は,Cu²⁺が溶けている水溶液。他に,Mg²⁺,Fe²⁺が溶けている水溶液が必要だね。
ある金属と,それとは別の種類の金属イオンが溶けている水溶液について,「どちらの金属がイオンになるか」を確かめるためには,試合などの「総当たり戦」の方法を参考にして,組み合わせにもれがないようにしよう。