Logo
<UDエンジン>

現在,ふりがな・翻訳表示の調整中です。

gkt-horizontal-line

※このウェブページは中学校理科3年の学習内容です。<3年p.153>

 探究5を行うと,鉄は銅に比べ陽イオンになりやすく,マグネシウムは銅や鉄に比べ陽イオンになりやすいことがわかる。このような実験から,金属は,その種類によってイオンへのなりやすさに差があることがわかる(図10)。

 イオンになりやすい金属が陽イオンになって水溶液中に溶けるとき,電子を放出する。水溶液中のイオンになりにくい金属イオンは,電子を受け取って金属原子になり,金属板に付着する。

図9 金属がイオンになるしくみ
ここでの化学変化に関わらないCl⁻は,省略している。

図10 陽イオンへのなりやすさ

avatar

金属のイオンへのなりやすさは,一列にならべられるんだね。


 発展 

金属の陽イオンへのなりやすさを金属の「イオン化傾向」といい,イオン化傾向の特に大きな金属としてリチウム,イオン化傾向の特に小さい金属として金があげられる。イオン化傾向には水素Hもふくめることがある。鉄Feが塩酸に溶けて水素が発生する化学変化は,鉄よりも水素のほうがイオン化傾向が小さいからであると説明できる。

❶ ここでは,イオンになりやすいか,なりにくいかは,不等号>で表している。また,一般にイオンになりやすい金属ほど左に表す。

読み取り中...