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※このウェブページは中学校理科3年の学習内容です。<3年p.171>
3 地球
惑星の環境はp.168図6のように多様であり,そのなかでも地球には大量の水が液体として存在し,それが大気中と地表の間を循環している。地球表面は,酸素をふくむ大気でおおわれ,太陽からの距離が適度であるために,液体の水が存在できる適度な温度に保たれている。地球のように,生物が発生し,存在し続けるためには,適度な重力,恒星(→p.176)からの適度な距離,豊富な液体の水,酸素などが必要であると考えられている。
図8 太陽から受け取るエネルギー
発展
昔は,地球のような環境は宇宙の中でもまれだと考えられていた。近年では観測技術が発達し,太陽以外の恒星のまわりをまわる惑星(太陽系外惑星)の存在が明らかになり,これらの中に,恒星からの距離が適度で,地球に近い環境をもつと予想される例が見つかっている。遠すぎるため,くわしい観測はできないが,生物がいるという期待もある。