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※このウェブページは中学校理科3年の学習内容です。<3年p.207>

 日食と月食

 地球は太陽のまわりを1年で1周しており,月は地球のまわりを約1か月で1周している。この間に,これらの天体が太陽・月・地球の順や,太陽・地球・月の順でならぶことがまれに起こる(図3)。地球から見たとき,月が太陽に重なって太陽がかくされる状態を【日食】といい(図4),月が地球の影に入る状態を【月食】という(図5)。

 日食が起こるのは新月のときで,月食が起こるのは満月のときである❶。

図3 日食や月食が起こるしくみ

太陽の一部がかくされるのが「部分日食」,全部かくされるのが「皆既日食」,月のまわりから太陽がはみ出して見えるのが「金環日食」である。

図4 日食

皆既月食のときの連続写真(皆既中以外は30分ごとの月の動き)。月の一部がかくされるのが「部分月食」,全部かくされるのが「皆既月食」である。月が完全に地球の影に入ると,地球の大気によって屈折・散乱した太陽光のうち,主に赤い色の成分が月を照らすようになり,月が赤っぽく見える。

図5 皆既月食

❶ 図3では,新月のときは必ず日食が,満月のときは必ず月食が起こるように思えるが,実際には,完全に直線にならぶことはまれである。(→ p.266)

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