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※このウェブページは中学校理科3年の学習内容です。<3年p.242>
資料 浮いて待て
誤って水に落ちて沖まで流されたとき,むやみに泳ごうとしてはいけません。浮いたまま救助を待つ方が助かる可能性が高いことがわかっています。では,長時間浮いているにはどうすればよいでしょうか。
人の体が水中にある体積が大きいほど,浮力が大きくなります。そのため,手を水面上にあげて助けをよぼうとしたときに,手の分の浮力が減って,顔まで沈んでしまう可能性があります。また,大声を出すと肺の中の空気が出て胸の体積が減るため浮力が減少します。
最も体力を失わずに水に浮いていられるのは,図のように,横になって体の大部分を水中に沈めた状態でいることです。鼻や口が自然と水面上に出ます。空気を入れたペットボトルなど浮くものを抱きかかえるともっと楽になります。