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※このウェブページは中学校理科3年の学習内容です。<3年p.251>
資料 クラゲは無性生殖でふえる
植物では,有性生殖と無性生殖の両方を行うものが少なくないが,動物の中にも両方を行うなかまがいる。
ミズクラゲはその一例である。クラゲは,図のように,透明なかさのような形のからだを水中にただようようすがよく知られる。このすがたには,雄と雌の成体があり,雄が水中に出した精子を雌が体内に取りこみ,受精卵ができる。
受精卵が細胞分裂をくり返して成長すると,岩などに付着して生活するポリプとよばれるすがたになり,さらに,ストロビラとよばれるすがたに変化する。これらの状態では,からだが複数に分かれてふえることができる。やがて水中にただよう雄と雌がいる成体のすがたになると,再び有性生殖を行う。