※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.242>
基本操作 ガスバーナーの使い方
注意!! 火を消した直後は,ガスバーナーの口の付近は熱くなっているので,さわらないよう注意する。
※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.243>
基本操作 薬品の取りあつかい
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※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.243>
基本操作 誤差を意識する
私たちは,ものさしで物体の長さをはかったり,てんびんで物体の質量をはかったりします。実はこのとき,本当の値ははかることができません。測定器の精度や,人による計器の読み取りの精度など,いろいろな原因によって,測定値には不正確さが入ってきます。測定値と真の値の差を誤差といいます。
理科では,目盛りの読み方として「最小目盛りの1/10まで数値を読み取る」と決めています。たとえば1 mm目盛りのものさしで,図のように木材の長さをはかり,255.8 mmという測定値を得たとしましょう。255.8という測定値は,ものさしの目盛りを読み取って得た有意義な数字ですから,これを有効数字といいます。この場合,有効数字は4桁であるといい,最後の8という数字には,目分量で読み取ったため,誤差がふくまれることになります。
有効数字は桁数で表現します。たとえば,ある棒の長さをcmの単位まではかり,350 cmという測定値を得たとします。この測定値をm単位で表し,かつ有効数字が3桁であることを示したいときは,3.50 mと書きます。
※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.244>
基本操作 電気分解装置の使い方
④ 気体がたまったら,電源を切ってからゴムせんをとり,気体の性質を調べる。
注意!! 水酸化ナトリウムをあつかうときは,必ずゴム手袋と保護めがねを着用する。
※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.244>
基本操作 電源装置の使い方
① 電圧調整つまみを0に合わせておく。
② 電源スイッチが切れていることを確認し,プラグをコンセントに接続する。(直流・交流(→p.174)の切りかえスイッチがある場合は,スイッチが直流になっていることを確認する)
③ 端子の+,−をまちがえないように回路につなぐ。
④ 回路の配線を点検してからスイッチを入れ,電圧調整つまみを動かして必要な大きさの電圧にする。
⑤ 実験が終わったら,電圧調整つまみを0に合わせて,スイッチを切る。
⑥ プラグをコンセントからぬく。
※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.245>
基本操作 物質を調べるいろいろな試薬・試験紙・方法
フェノールフタレイン溶液は,中性や酸性のときは無色,アルカリ性のときは赤色になる。
塩化コバルト紙は,かわいた状態では青色であるが,水に触れるとうすい赤色に変わる。
ベネジクト液は,麦芽糖(→p.99)などの物質を検出する試薬である。これらをふくむ溶液にベネジクト液を加えて加熱すると,溶液は赤褐色に変化する。デンプンはベネジクト液には反応しない。
デンプン溶液にヨウ素液を加えると青紫色になる。
二酸化炭素
石灰水に通すと,石灰水が白くにごる。
酸素
火のついた線香が激しく燃える。
水素
気体が音を立てて燃える。
※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.246>
基本操作 (透過型)顕微鏡の使い方
一般的な顕微鏡では600倍くらいまで拡大できる。プレパラートを作成することで,試料の細かなつくりを観察できる。
注意!! 持ち運ぶときは,片手でアームをしっかり持ち,他方の手で鏡台を下から支えて持つ。
光源には,照明装置を使う形式と,反射鏡に光源装置(蛍光灯など)の光を反射させて使う形式があります。
ポイント
レンズがはずれている場合はレンズをはめる。このとき,接眼レンズ,対物レンズの順にはめて,鏡筒の中にごみが入らないようにする。レンズをはずすときは,対物レンズ,接眼レンズの順にする。
注意!! 絶対に反射鏡に直射日光を当ててはいけない。強い光が目に入り,目をいためることがある。
注意!! 必ず横から見ながら行う。対物レンズをプレパラートにぶつけてこわすことがある。
※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.247>
① スライドガラスに水を1滴落とし,水の上に試料を置く。水中の小さな生物などは,水ごと採取する。
② 気泡(空気の泡)が入らないように,カバーガラスを端から静かに置く。気泡があると観察するときにじゃまになる。
③ カバーガラスからあふれた水はろ紙で吸い取る。カバーガラスのまわりに水があると,対物レンズに水がついてしまうことがある。
ポイント
試料は光が透過するようにうすくする。光が通りぬけられないと観察できない。
●顕微鏡の倍率
接眼レンズの倍率と対物レンズの倍率をかけ合わせた値が顕微鏡の倍率になる。たとえば,接眼レンズの表示が「10×」で,対物レンズが「4×」であれば,顕微鏡の倍率は10×4で40倍である。
●試料の探し方
① 観察するときは,はじめに低倍率で観察する部分を探す。次に倍率を上げて観察する。低倍率の方が視野が広いので,観察する部分を見つけやすい。
② 試料を視野の中央にくるようにするとき,「プレパラートを手で動かす向き」と,視野の中で「試料が動く向き」は逆になる。
ポイント
視野の明るさは,高倍率にするほど暗くなる。また,高倍率にするほど,レンズとプレパラートの距離はせまくなる。
ポイント
試料が見づらいときは右のような場合が考えられる。
※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.248>
基本操作 電流計の使い方
回路の電流や電圧をはかったとき,予想の値とずいぶんちがうなと思ったら,まずクリップのはさみかたを見直します。
クリップは端子にしっかりかんでいますか?
回路のスイッチを切った状態で,回路の電流の大きさを測定したい部分に,電流計をはさみこむようにつなぐ(このようなつなぎ方を「直列につなぐ」という)。
このとき,電流計の+端子を電源(電池)の+極側に,−端子を電源の−極側につなぐ。
ポイント
目盛りを正面から見て読み取る。
注意!! 電流計を電池だけに直接つないだり,豆電球の両端につないだりしない。大きな電流が流れてこわれてしまう。
注意!! 指針が反対向きにふれたら,すぐスイッチを切って,正しくつなぎ直す。正しくつながないと電流計がこわれてしまう。
注意!! 指針がふり切れたら,すぐスイッチを切って,正しくつなぎ直す。
※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.249>
基本操作 電圧計の使い方
回路のスイッチを切った状態で,回路の電圧の大きさを測定したい部分に,電圧計を並列につなぐ。
このとき,電圧計の+端子を電源(電池)の+極側に,ー端子を電源のー極側につなぐ。
ポイント
目盛りを正面から見て読み取る。
注意!! 電圧計は回路に並列につなぐ。直列につなぐと,回路にはほとんど電流が流れなくなり,電圧をはかることができない。
注意!! 指針が反対向きにふれたり,指針がふり切れたりした場合,スイッチを切って,正しくつなぎ直す。
一般的な電流計,電圧計は,計測できる最大値に対して機器の誤差が約2.5%あります。たとえば,15Vの端子ではかった場合,誤差は 15 ✕ 0.025 = 0.375 Vということです。
このような誤差も考えて探究の考察を進めましょう。
※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.196>
基本操作 気象観測の方法1
気温,湿度,気圧,風向,風力,雨量などは,百葉箱に自記記録計を置き,調べることができます。
私たちが利用する天気予報に必要な気象観測を行っているのは, アメダス(AMeDAS:地域気象観測システム)です。全国約1300 か所にあるアメダス観測所の多くは無人で,降水量などの気象情報を自動観測して気象庁にデータを送っています。
アメダス観測所の例
地球をつつむ大気が物体の面を押す作用を気圧という。気圧は,気圧計で測定し,単位はヘクトパスカル(hPa)である。
※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.197>
基本操作 気象観測の方法2
空をおおう雲の割合を雲量という。快晴,晴れ,くもりの区分けは,雲量によって決められている。雲がないときを雲量0,雲が空一面をおおっているときを雲量10として,0〜10の11段階で表す。
風のふいてくる方向を風向という。風の強さは風速で表す。
① 風向は,障害物のない開けた場所で,風向計を用いて,風のふいてくる方向を測定する。風のふいてくる方向は16方位で表し,北東の方向からふいてくる風は「北東の風」という。
② 風速とは,空気が1秒あたりに進む距離をいう。風速は,風速計を用いてはかる。
天気図(p.216)では,天気(快晴,晴れ,くもり,雨,雪など)と風向・風力を下左のように表す。
風力は「風力階級表」で風速から求めることができる。