※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.257>
資料 デンプンと麦芽糖の分子の大きさ比べ
❶ セロファンには,目に見えない小さな穴(直径0.000002mm)があいている。
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資料 便と尿のちがい
便と尿はどちらも食物からつくられ体外へ出されるが,出されるまでのしくみが異なる。
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資料 肝臓のはたらき
① 養分の貯蔵…小腸で吸収されたブドウ糖は血液によって肝臓に運ばれ,そこでグリコーゲンに合成されて,たくわえられる。ほかにビタミンなどもたくわえられる。
② タンパク質の合成…小腸で吸収されたアミノ酸から,からだをつくるタンパク質を合成する。
③ 解毒…細胞で生じたアンモニアを尿素に変える。また,アルコールなど体内に入ってきた毒物を分解する。
④ 廃棄物の処理…古くなった赤血球などを分解する。
⑤ 胆汁の生成…分解された赤血球の一部から胆汁がつくられ,胆のうにたくわえられる。
⑥ 発熱…肝臓で行われるさまざまな化学変化にともなって熱が出る。その熱が体温を保つのに利用される。
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資料 ヒトの消化系・循環系のまとめ
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資料 回路のくふう -三路スイッチ-
あなたの家では,階段付近の1階と2階に,あるいは廊下の両端にスイッチがあるでしょうか。多くの場合,どちらのスイッチを操作しても,1つの電灯をつけたり消したりすることができ,「三路スイッチ」とよばれるしくみが利用されています。学校の実験で用いる回路のスイッチは,入れたり切ったりするだけしかできませんが,三路スイッチは何が異なるのでしょう。
三路スイッチでは,右図のように①,②のスイッチが2つの導線の間で切りかえられるようになっています。どちらのスイッチを操作しても,回路が成り立ったり(電灯がついたり),回路が切れたり(電灯が消えたり)することがわかります。
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資料 3つの抵抗器がある回路
① 回路の左側の並列つなぎの合成抵抗R〔Ω〕を求める。
② 回路全体の合成抵抗を求める。
③ 回路全体に流れる電流を求める。
④ 8Ωの抵抗器にかかる電圧を求める。
⑤ 並列部分にかかる電圧を求める。
⑥ 20Ωの抵抗器に流れる電流を求める。
⑦ 30Ωの抵抗器に流れる電流を求める。
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資料 モーターの発明
電流と磁界の性質は自然現象のひとつです。それをうまく応用した発電は,利用しやすい電気エネルギーを得るための方法であり,私たちの生活を大きく変えました。
ボルタによって電池が発明された1800年ごろには,多くの科学者たちが電流を使ったさまざまな実験に取り組みはじめ,電流と磁界に関する発見が相次ぎました。中でも最も重要な貢献をしたのは,ファラデー(イギリス)だといわれています。
「電流の近くに置いた磁針が力を受けて動く」という他の科学者の発見を知ったファラデーは,1821年に,電流を流すと回転し続ける装置を発表しました(図)。これがモーターの原型です。彼は1831年には,鉄しんに巻いたコイルに永久磁石を出し入れすると電流が生じるという電磁誘導を発表しました。
翌年には,これを応用した発電機が発明されます。19世紀後半になると,より実用的な発電機が次々と開発され,発電された電気を利用する機器が人々の生活を急激に変えていくことになりました。
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資料 モーターのしくみ
p.171図18のコイルの場合,下図(a)のような状態から電流を流してもうまく回転しません。実際のモーターは,こういったことが起こらないようにつくられています。
一般のモーターでは,電磁石がY字になっていて,先端が3つあります。この先端の磁極は,ブラシと整流子の位置関係によって,N極,S極,はたらかない,という3種類がうまく切りかわっていきます(下図(b))。このようなしくみにより,電磁石と永久磁石がどのような位置関係にあっても回転する力がはたらき,連続してなめらかに回転し続けるように設計されています。
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資料 こんなところにもコイル
※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.262>
資料 大気圧を定量的に求める
結果例
面積(A)の異なる注射器で,ばねばかりの値の平均を求めると,いずれも大気圧の値は約10万Paになる。注射器の面積(A)のちがいによって,ばねばかりの値は異なるが,単位面積当たりの大気圧で考えると,一定であることがわかる。
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資料 乾湿温度計と「打ち水」
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資料 山を越えて空気があつくなる
しめった空気が山を越えたときに,山の風下側の空気が乾燥し,気温が上昇する現象を「フェーン現象」といいます。下の図のように,風上の日本海側のしめった空気が高い山を越えるとき,雲をつくって雨を降らせ,風下の太平洋側にふき下りたときには,日本海側よりも乾燥して高温の空気になります。
もともと空気の温度が高いときに,フェーン現象が重なると非常に高温になることがあり,日本の夏の最高気温で40℃を超えた例があります。
※ フェーン現象は,日本海側で起こることもある。
発展
上昇する空気の温度は,100mごとに約1℃下がります。しかし,露点以下になって雲ができはじめると,水蒸気が水滴に変わるときに出す熱のため,空気の温度は100m上昇するごとに約0.5℃しか下がりません。
一方,上昇した空気が下降するときは,常に100mごとに約1℃温度が上がります。これにより,山の風下側の方が気温が高くなります。
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資料 経験則も科学で説明できる
現在のような天気予報が行われるようになったのは,情報通信技術や人工衛星による観測技術の発達したごく最近のことです。昔の人びとは,雲のようすを観察したり,空の色,朝焼けや夕焼けの色,太陽や月の見え方などを調べたりして,長い経験から地域の天気を予想し,その経験をことわざに残しています。
たとえば,「夕焼けに鎌を研げ」ということわざは,夕焼けが見られた翌日は晴れて農作業がやりやすいから,鎌を研いで作業に備えるという意味です。夕焼けが現れるときは,自分のいる地域より西の方に太陽をさえぎる雲がないときです。天気が西から東へ移り変わることを考えると,晴れの予想が成り立ちます。
また,「山がかさをかぶると雨」ということわざも全国に広く見られます。これは,山の斜面による上昇気流で雲が発生しているようすを表します。雲ができない日に比べて,しめった空気が入りこんでいることが考えられ,雨が近いという予想が成り立ちます。
このように,昔の人びとの知恵として伝えられる天気のことわざの中には,現在でも通用するものがあります。