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【空白の高層天気図 気象庁,異例の対応へ】

異例の寒波に襲われている日本列島。天気予報には,地表だけでなく,上空の観測データが欠かないため,ラジオゾンデと呼ばれる気球を上空数千メートルまで上げて観測します。かつては手作業でしたが,現在は水素の充填から打ち上げまで自動でできる装置が導入されています。 ところが,この装置で火災が相次ぎ,現在は全国16か所のうち4か所が停止中。寒波が真っ先に到達する輪島の観測データも取れなくなりました。そこで,急きょ輪島に職員を派遣し,2月末まで手動で気球を上げることになったそうです。寒波の中,天気予報は命を守る重要な情報ですが,このように多くの見えないヒーローによって支えられているのです。

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