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【放射状に葉を広げて雑草を防ぐ「開張型」イネ,開発される】

農業において「草むしり」は,非常に大変な作業です。さまざまな除草剤などが開発された現代においても,雑草との戦いは終わっていません。 そんな雑草との戦いに,ニューフェイス「開張型」イネが参戦するかもしれません。

農研機構が開発したこのイネは,イネの先祖「野生イネ」との交配により,野生イネがもつ「葉の枚数が少ない時期に葉を横向きに広げる(開張する)」という性質をもち,株と株の間に当たる光を遮ることで,雑草の成長を抑制します。しかも穂が出るころには,広がっていた葉がまっすぐ直立するという性質も併せもつので,刈り取りの際には従来品種と同じように機械を使うことが可能です。 栽培品種が確立されていく中で失われた野生種の形質が,現代の農業問題を解決する糸口となるかも,というのは,なんだかワクワクする話ではないでしょうか。

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