1月6日の夕方,兵庫県豊岡市の沿岸で生きたダイオウイカが発見され,その泳ぐ姿が撮影されました。映像では,2.5メートルほどの巨大な体で,ヒレや長い足をゆっくり動かしながら泳ぐ姿が確認できます。
撮影したのは,地元でスキューバダイビングのインストラクターをしている田中陽介さんと妻の美紀さん。釣りをしていた知人がイカを発見したそうで,急いで駆けつけ,水面に漂うイカと一緒に泳いで撮影しました。「手が届く距離にいて感動しましたが,目がとても大きく恐怖心もありました」と話しています。 専門家によれば,温暖な海域の深海で生息するダイオウイカが,寒さに弱って沿岸で発見されることは時折あるとのこと。撮影された個体は,30分ほどで沖のほうへ泳いでいったそうです。