Logo

現在,ふりがな・翻訳表示の調整中です。

【蝗害をもたらすサバクトビバッタ その特異な繁殖行動を解明!】

西アフリカからインドにかけて生息するサバクトビバッタは,時に空を覆い尽くすほどの大群となってあらゆる植物を食べ尽くしながら移動する「蝗害」を引き起こす昆虫です。

甚大な農業被害や飢餓を引き起こすものの,成虫が非常に長距離を飛ぶことなどから,その生態はよく分かっていません。 今回,大集団を作る群生相のサバクトビバッタの集団では,オスとメスがほぼ別々の集団で成長して,メスが成熟するとオスの集団に合流して交尾し,ペアになったまま夜間一斉に産卵を行うということが明らかになりました。この発見は,効率的なバッタ防除に活かされることが期待されています。 論文の著者は「バッタ博士」の名で知られる前野ウルド浩太郎博士。「ウルド」はモーリタニアのサバクトビバッタ研究所の所長・ババ氏より授かったミドルネームで,この名前で論文を書いています。

もと記事リンク

論文

読み取り中...