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【世界で唯一,温泉に生息する貝 約60年ぶりの再発見!!】

「日本一のおんせん県」をうたう大分県の温泉の中心・別府市で,市街地化され絶滅したと思われていた生物が約60年ぶりに再発見されました。

再発見されたのは,「オンセンゴマツボ(オンセンミズゴマツボ)」という4mmほどの巻貝で,この貝は世界で唯一,温泉の中で生息するというユニークな特徴をもちます。別府市内では生息する水路が暗渠化されるなどの影響で絶滅し,地球上に残る生息地はあと2か所のみ(すべて大分県内)とされてきましたが,今回別府市内の住宅地の中の「溝」でひっそりと生き延びているのが発見されました。発見したNPO法人 北九州・魚部では,今後,未知な部分の多いオンセンゴマツボの生態や分類の研究を進めるとともに,地域住民の生活の中に生息するこの貴重な生物と共生する道を探るとのことです。

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