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【火星の生命は“休眠状態”で生き残っている!?】

地球のお隣,火星には,かつて地球と同じく大気や海が存在しました。大気や海があった期間は10億年以上と推定され,地球で生命が誕生するまでにかかった時間よりも長いことから,火星にも独自の生命が誕生していた可能性があります。 また,地球上で超高温や超低温,真空や超高圧,高強度の放射線などの極限状態でも生存できる生物や,休眠状態で驚くべき耐性をもつ生物が発見されたことで,火星の生物が休眠状態で生き残っている可能性もあると考えられています。 さらに,極限状態で生き延びられる地球上の生物が,探査機などに付着してすでに火星に到達している可能性もあります。 2022年12月1日には,約2年2か月ぶりに火星と地球が最接近します。赤く光るその大地に生命がいるかもしれない,そう思って観察するのも楽しそうです。

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