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【NASA,火星の大気から酸素を生成する装置を開発】

宇宙飛行士を火星に送るにあたって最も難しいことの1つは,火星から地球への帰還と言われています。帰りの燃料や,燃料の燃焼に必要な酸素は数十トンにもなるとされ,これらをすべて地球から持っていくとなると,大変な負担です。 でも,もしも目的地の火星で現地調達できるなら,有人探査はより簡単かつ安全で,安価になります。そこで,NASAは火星の大気の主成分である二酸化炭素を分解して酸素を取り出す装置「MOXIE」を開発し,火星探査機「Perseverance」に搭載して火星に送り込みました。 現在MOXIEは火星表面で稼働しており,予定していた「1時間に6gの酸素を生成する」という目標に達する機能を発揮していることが,8/31付で発表されました。これは小型犬の呼吸に必要な酸素と同等の量だとか。有人火星探査への重要なステップとして注目されています。

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