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【海に捨てられたタイヤによる幽霊漁業の影響を解明】

「ゴーストフィッシング(幽霊漁業)」とは,海に捨てられた漁網やカニかごなどによって,意図しない水産物の捕殺が引き起こされることを指します。このたび,弘前大学の研究グループが,海に捨てられた廃タイヤによってもこの「幽霊漁業」が起きることを明らかにしました。 廃タイヤの内側の形は「ネズミ返し」のようになっており,表面の凹凸もないため,タイヤの内側に入ると,歩いて移動するヤドカリは脱出できません。実験により,わずか6基のタイヤで1年間に1,278匹ものヤドカリが出られなくなったことが分かっています。人間の捨てるゴミの影響は,これまで考えられていたよりも広い範囲に及んでいるのかもしれません。

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