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【電力を位置エネルギーとして貯蔵する「重力バッテリー」,実用化へ!】

世界的な脱炭素の流れの中で,出力にムラのある再生可能エネルギーを効率よく使うために,電力を効率的に蓄える仕組みが必要とされています。すぐに想像するのは「バッテリー」だと思いますが,これは電力を化学エネルギーに変えて貯蔵します。 今回ご紹介するのは,電力を位置エネルギーに変える「重力バッテリー」です。これは,電力量に余裕があるときに電力で砂などの重量の大きなおもりを高所に移動しておき,電力量がひっ迫したときにおもりを低所に下ろして発電する仕組みです。 重力バッテリーは,おもりを高所に置いておけば数年単位でも放電せずにエネルギーを保存可能という利点があります。水を使った揚水発電はすでに世界的に使われていますが,大容量のエネルギー発電施設として,鉱山の廃坑跡などを利用した重力バッテリーが世界中で活用されるようになる日も近いかもしれません。

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