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※このウェブページは中学校理科1年の学習内容です。<1年p.226>

資料 物質の性質を粒子のメガネで見る

 1-2単元では,物質の性質を粒子モデルで考えるという見方・考え方を身に着けました。物質は,種類によって異なる性質の粒子でできています。物質の性質を粒子のふるまいで考えてみましょう。

 小学校で,とじこめた空気は押し縮めることができますが,水は押し縮めることができないことを学びました。これは,気体は粒子のすき間が大きく,押し縮められますが,液体は粒子のすき間がほとんどなく,それができないためです(a)。

 ほかにも,蒸発と沸とうのちがいは(b)のように説明できます。なお,液体の表面だけでなく,固体の表面からも気体になる状態変化は起こります。

 また,探究7で,エタノールを得られる割合が変化したことは,(c)のように説明できます。

(a)空気と水のちがい

水を加熱する前でも,水の表面からは,水の粒子が水蒸気(気体)になって空気中に飛び出している。この現象を「蒸発」といい,蒸発は水の温度に関係なく,いつも起こっている。

水の温度が100℃になると,液体の内部でも水の粒子が水蒸気の状態になり,水中から泡(水蒸気)が出てくる。この現象を「沸とう」という。

(b)蒸発と沸とうのちがい

最初は,たくさんのエタノールの粒子が気体になって空気中に飛び出している。

時間が経つと,徐々にエタノールの粒子が少なくなっていく。

(c)混合物の蒸発

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