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※このウェブページは中学校理科1年の学習内容です。<1年p.95>

 蒸留

 液体を沸とうさせて得られた気体を集めて冷やし,再び液体を得る操作を【蒸留】という。蒸留を利用すると,液体の混合物から沸点のちがいによって,それぞれの液体を分けて取り出すことができる。

 図16は,水とエタノールの混合物を加熱したときの温度変化を示したグラフである。このように,混合物の沸点は,決まった温度にはならない❶。

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探究7で,時間ごとの温度の変化を記録すると,このようなグラフになります。②の状態(探究7のア)で出てくる気体はエタノールを多くふくみ,③の状態(探究7のイ)で出てくる気体はエタノールが少なくなります。

水とエタノールを3:1の体積比で混合した液体を加熱したときの温度変化である。水とエタノールの割合によって温度変化のしかたは変わる。

図16 水とエタノールの混合物の温度変化

大型試験管のようすと,沸とうした物質が液体になるまでには時間の差があるが,ここでは大まかな関係を示している。

図17 探究7と図16の関係

❶ 混合物の融点も決まった温度にはならない。

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