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※このウェブページは中学校理科1年の学習内容です。<1年p.164>
1|地層のでき方
1 風化と流水のはたらき
大地をつくる火成岩などの岩石は非常にかたい。しかし,かたい岩石も,長い年月の間に気温の変化や雨水などのはたらきによって,しだいにもろくなったり,こわれたりしていく(図2)。岩石がくずれ,粒になっていくことを【風化】という。
流水は岩石をけずったり,岩石の一部を溶かしたりする。このような水のはたらきを【侵食】という。風化や侵食によって土砂(れき,砂,泥)ができる。土砂は流水によってより低い場所へと運ばれる。流水が土砂を運ぶはたらきを【運搬】という。
流水の流れが弱くなったり,流れが止まったりする場所では,土砂が積もる。土砂が積もることを【堆積】といい,土砂の堆積する海底などでは【地層】ができる(図1)。堆積は非常に長い時間をかけてくり返されて,地層は上に積み重なっていく。
一般に地層は上に積み重なっていくので,下ほど古く,上ほど新しいということになります。
2 地層をつくる岩石〜堆積岩〜
堆積した土砂は,上から堆積してくる土砂の重さで圧縮される。すると,長い年月の間に,土砂の粒の間の水がぬけて粒どうしがくっつくことで,かたい【堆積岩】になっていく。
図2 風化の例
図3 土砂がかたくなる例