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※このウェブページは中学校理科1年の学習内容です。<1年p.169>
堆積岩は,岩石にふくまれる主な粒が,れき,砂,泥かによって,それぞれ【れき岩】,【砂岩】,【泥岩】に分けられる。また,堆積岩にはこれ以外にも,生物の死がいなどが固まってできた【石灰岩】や【チャート】,火山灰などが固まってできた【凝灰岩】がある(表2)。
チャートはかたいため,侵食されづらく,地形の高まりとして残りやすい。石灰岩は雨水(弱い酸性)に侵食されて,カルスト地形などができる。
図10 堆積岩と地形
石灰岩,チャート,泥岩からは,目に見えないほど小さな生物(微生物)の殻の化石(微化石)が見つかる。主な微化石には,ケイソウ,放散虫,有孔虫がある。(写真はいずれも現在生きている種類)
図1 殻をつくる微生物
❶ 貝殻やサンゴは炭酸カルシウムでできていて,塩酸をかけると二酸化炭素が発生する。二酸化炭素を発生させる実験で用いる石灰石は,石灰岩である。
❷ 放散虫の殻(二酸化ケイ素)でできている。塩酸をかけても変化がない。