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※このウェブページは中学校理科1年の学習内容です。<1年p.192>

4 長い年月の間に起こる大地の変化

 大地は,地震にともなって急激に隆起・沈降するだけでなく,常にわずかずつ変化している。たとえば,日本列島周辺の大地は,海洋プレートの動きによって力が加わり,上下方向(図18)にも水平方向にも変化し続けている。その量は小さくとも,何万年,何百万年と時間がたつと,大地は大きく変化することになる。山などの地形をつくる原因の1つが,このようなプレートの動きである。

最大で60cm隆起,または沈降している場所がある。

図18 最近100年間の隆起・沈降

5 大地形のでき方

 図19のような世界の地形図を見ると,【海嶺】❶や【海溝】,山脈のような大地形があることがわかる。こうした大地形は,プレートの動きによってつくられる。

 海嶺の中央には割れ目があり,そこからマグマがわき出して,山脈のような地形ができる。マグマは,両側に広がりながら冷えてかたまり,海洋プレートになる。海洋プレートは大陸プレートの下に沈みこみ,海溝ができる。また,大陸プレートどうしの衝突により大地が隆起すると,ヒマラヤ山脈などの山脈ができる。

 プレートが沈みこむ場所は帯状で,その地下ではマグマが発生しやすくなり,帯状に火山ができやすい。こうしてできた火山の連なりを火山列島といい,日本も火山列島に分類される。

プレートが沈みこむ場所でマグマが発生しやすくなります。地球の内部にマグマがつまっていて,それが噴き出すわけではありません。

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❶ 海底の山脈のような地形。

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