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声マネの得意な鳥は電子音も出せる?

人間に飼われているインコやオウムなどが,飼い主の言葉を覚えて自分でも発するようになることは有名です。では,そのモノマネは,どんな音でも可能なのでしょうか?また,どのくらい上手にマネられるものなのでしょうか?
オランダのライデン大学を中心とする研究チームは,複数の鳥類を対象に,人間の言葉だけでなく,複雑な人工音をどの程度模倣できるかを調査しました。調査では,映画『スター・ウォーズ』に登場するロボット『R2-D2』の電子音を真似る鳥の動画を解析対象としました。
解析の結果,最も模倣の精度が高かったのは,オウム類ではなく,ホシムクドリでした。これは,R2-D2の電子音には,複数の周波数の音が重なる「多重音」とよばれる音がふくまれますが,ホシムクドリは左右の鳴管とよばれるつくりを独立して動かす,バイフォネーションという発声方法が可能であり,この複雑な構造を物理的に再現できたためです。
一方,オウム類は,多重音の再現には,からだの構造的な限界があることがわかりました。また,オウム類のなかでは,大型のものよりもセキセイインコなどの小型のもののほうが模倣の精度が高いという意外な結果も出ました。これは,小型のもののほうが,特定の音を集中的に学習する傾向があるためと考えられています。ただし,オウム類が苦手なのはあくまで多重音の再現であり,人間の声真似はホシムクドリよりも精度が高かったことは注目すべき結果といえます。
本研究によって,身体的特徴の違いなどのため,種類によって精度は異なるものの,鳥類が人間の声だけでなく,人工的な音に対しても高度な模倣能力を発揮することが示されました。

動画リンク

論文リンク

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