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※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.55>

 人の歴史上で,金属の製錬がはじまったのは紀元前だといわれている。当時は原子という考えも化学変化という考えも,もちろん存在せず,「理由はわからないが,試行錯誤の結果そうなる」という経験をもとに金属の製錬が発達してきた。

 では,現在の私たちは,この製錬の原理をどのように科学的に探究できるだろうか。

紀元前5000年ごろの主に銅からなるきり。

図3 古い銅製品
 探究7   銅を取り出す
気づき
図4 銅鉱石と純粋な銅

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金属の酸化物から純粋な金属を取り出すにはどのような方法が考えられるでしょうか。ここでは,酸化銅で考えてみましょう。

CuOの中のOを,別の物質と結びつけることができれば,CuOからOが取り除かれたといえますね。CuとOが結びついている状態から化学変化を応用して,Oを取り除くことはできるでしょうか。

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課題

酸化銅から銅を取り出すにはどうすればよいか。化学反応式から仮説を立て,できる物質を実験で確かめる。

仮説

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鉄鉱石の製錬と同じように考えられないかな。

炭素Cを加えて加熱したら,どうなるだろう?

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化学変化でどのような物質が現れるかな?化学反応式を予想してみよう。

計画

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発生する物質を予想して,その物質を確かめる方法を考えよう。

銅であることを確かめる方法はなんだっけ?

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Cのほかにも,酸素と結びつく物質があるのではないかな。計画してみよう。

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