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※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.61>

 化学変化と熱

 前ページの探究8では,化学変化が起こるときに熱の出入りをともなうことがわかる。このうち,温度が上がる反応を【発熱反応】という。温度が上がるのは,化学変化にともなって熱を外部に放出するからである。また,温度が下がる反応を【吸熱反応】という。温度が下がるのは化学変化をするために熱を必要とし,外部から熱を吸収するからである(図8)。

このような現象が起こるのには,もともと物質がもっているエネルギー(化学エネルギー)が関係している。エネルギーには,これ以外にも,熱や電気(→p.148)などいろいろな種類がある。くわしくは3年で学ぶ。

図8 化学変化と熱の出入り

(a)鉄と酸素の反応

(b)炭酸水素ナトリウムとクエン酸水溶液の反応

図9 探究8の結果例

(a)使い捨てカイロ カイロを包装から出すと,鉄と空気中の酸素が結びついて熱が発生する。
(b)加熱できる駅弁 酸化カルシウムと水が反応して熱が発生し,食品を温めることができる。
(c)乾燥剤 酸化カルシウムは,食品の乾燥剤などにも使われる。「水に触れると発熱する」という注意書きがある。

図10 化学変化と熱の利用例


 注意!! 
 ここでは説明のために分解している。自分で分解してはいけない。

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