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※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.209>
2 上空の大気
雲は水滴であり,もともとの空気にふくまれていた水蒸気が変化して,上空で水滴が発生したと予想できる。この過程をどのように科学的に探究できるだろうか。
探究5 実験室で雲をつくる
気づき
上昇気流で,空気のかたまりが上空に上がると,雲が生じます。これを再現する実験を考えましょう。
お菓子の袋を富士山の山頂にもっていくと,ぱんぱんにふくらみます。これは,中の空気が自然に膨張する(体積が大きくなる)ためです。
課題
気圧と露点の変化から,雲ができるしくみをどのように説明できるか。
仮説
地上の空気が上昇気流で上空に上がると,やっぱり膨張するんだろうね。
つまり,空気のかたまりが膨張すると,水滴が現れるということかな。
上空の気温は地表よりずっと低いんだよね。それで空気が冷やされて露点に達するんじゃないかな?
膨張は関係ないと思う。
計画
空気を冷やすと水滴が現れることはもう学習したよね。ここでは空気が膨張すると水滴が現れるかを確かめよう。
空気を容器につめて,むりやり広げれば膨張すると思う。容器に空気をつめて,いっきにふたをあければいいんじゃないかな。
空気のかたまりが広がると,ほかにも何か変わるんじゃない?露点が関係しそうだから,温度の変化も調べておこう。