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※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.210>
方法
準備
丸底フラスコ,注射器,ゴム管,ガラス管,二穴ゴムせん,デジタル温度計,スタンド,線香,マッチ
1.フラスコに線香の煙を少し入れる
フラスコ内をぬらし,線香の煙を少し入れる。
雲の水滴は,空気中にあるちりを核としてできます。線香の煙はちりをつくるはたらきがあります。たとえば飛行機雲は,飛行機のエンジンの排気ガスに多くふくまれる水蒸気が凝結してできます。このとき,排気ガスにふくまれるちりが凝結するときの核の役割をはたします。
ポイント
フラスコ内をぬらすのは,湿度を増やして,水滴をできやすくするためである。
ポイント
フラスコ内に線香の煙を少し入れるのは,水蒸気を水滴にしやすくするためである。
2.装置を組み立てる
1のフラスコを用いて装置を組み立てる。
ポイント
わずかな温度の変化がわかりやすいデジタル温度計を使う。
ポイント
ゴムせんに温度計の端子とガラス管をしっかり差しこんで,空気がもれないようにする。
ポイント
ピストンを押しこんだ状態で実験をはじめる。
この実験のピストンを引く操作は,実際の空気の何の変化に対応するんだっけ?
大気を膨張させることを,フラスコ内の空気の膨張で再現しています。