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※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.226>

 海洋の影響

 日本は海洋に囲まれているため,日本周辺の大気には海洋から水蒸気が供給されやすく,1年を通じて比較的雨が多い。

 海洋には,【海流】とよばれる海水の流れがある。低緯度から高緯度に向かう海流は,温度が比較的高く,【暖流】という。逆に,高緯度から低緯度に向かう海流は,温度が比較的低く,【寒流】という。日本周辺の海洋には,図4のように暖流と寒流があり,暖流の上をふく風はあたためられ,寒流の上をふく風は冷やされる。このように,日本周辺の海流も日本の天気に影響をあたえている。

図4 日本周辺の海流
海岸では,季節風と同じようなしくみで,より規模の小さい風が起こる。昼は海より陸があたたまりやすいため,陸上で空気は上昇し海から陸に向かって風がふく。これを「海風」という。夜は逆に陸が冷えやすく,陸から海に向かって風がふく。これを「陸風」という。
昼の間,海から陸に向かって風がふく

図5 海陸風

水そうに水と砂を入れ,数時間日なたに置く。そのあと,水そう内に火のついた線香を立て,けむりの動きを観察する。

図6 海風の実験

上空では一年を通して偏西風がふいているが,地表付近では主に低気圧・高気圧による風がふく。(日本付近の例)

図7 風の種類と高さ

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