Logo
<UDエンジン>

現在,ふりがな・翻訳表示の調整中です。

gkt-horizontal-line

※このウェブページは中学校理科3年の学習内容です。<3年p.35>

 物体に力がはたらかないときの運動

 図14 で,球が斜面を下るとき,また上るとき,斜面に沿った方向に力がはたらいている。では,球がその途中の水平面を移動しているとき,球にはどのような力がはたらくだろうか。このとき,球には重力と台が押し返す力の2力がはたらいているが,その合力は0(力がはたらかない)とみなすことができる。
 たとえばドライアイスがなめらかな水平面をすべるとき,ドライアイスには力がはたらかないとみなせるような状態になる( 図18)。「探究6」で,このときの運動について調べよう。

ドライアイスには,「重力」と「気体が押し上げる力」だけがはたらき, 合力の大きさは0 と考えられる。

図18 ドライアイスにはたらく力❶
 探究6   力がはたらかないときの運動を調べる
図19 ドライアイスの運動(時間間隔0.1秒)

① O点からの移動距離を表したグラフ(a)をもとにして,各区間ごとの移動距離を求め,下の表に記入する。

 

② 表の区間ごとの移動距離と時間間隔から,区間ごとの速さを計算し,表に記入する。

③ 横軸に時間,縦軸に速さをとったグラフを右の(b)にかく。

(a)時間とO 点からの移動距離の関係


 ポイント 
 

求めた速さは各区間の平均の速さなので,点は各区間の中間に打つ。

❶ ドライアイスが気体の二酸化炭素になり,それがドライアイスから水平面にふき出してドライアイスを押し上げることによって,ドライアイスが浮いた状態になる。このため,水平面との間の摩擦力が非常に小さくなる。

図22 等速直線運動のグラフ

速さがほぼ一定である。

図18 なめらかな水平面上を運動する台車

等速直線運動は,グラフでは(a)のように表すことができる。「移動距離」は「速さ×時間」なので,このときの時間と移動距離は比例関係にある(b)。

図19 等速直線運動

読み取り中...