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※このウェブページは中学校理科3年の学習内容です。<3年p.69>
「探究1」などから,生殖には,雄と雌,おしべとめしべが関わる場合と,それらが関わらない場合があることがわかる。
2 動物の受精と発生
多くの動物には雄と雌があり,雄は【精子】を,雌は卵をつくる。精子や卵は生殖のための特別な細胞で,これを【生殖細胞】という❶。雄と雌,おしべとめしべが関わる生殖を【有性生殖】という。
卵と精子の核が合体することを【受精】といい,受精した卵を【受精卵】という。受精卵からからだがつくられていく過程を【発生】といい,発生がはじまってから,自分で食物をとりはじめるまでの間を特に【胚】とよぶ(図2)。
また,生物のもつ形や性質(たとえば動物のからだの大きさや毛の色,植物の大きさや花の色・形など)を【形質】という。有性生殖では,子の形質は親とまったく同じになるとはかぎらない。
❶ 生殖細胞以外を体細胞という。体細胞と生殖細胞では,細胞の中の染色体の数が異なる(→p.83図3,4)。
❷ カエルなどの場合,雌が水中に産んだ卵に雄が精子をかけ,精子が水中を泳いで卵にたどりつく。陸上にすむは虫類,鳥類,哺乳類などでは,精子は雌の体内に放出されて,雌の体内にある卵と受精する。