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※このウェブページは中学校理科3年の学習内容です。<3年p.174>

 すい星

 主に氷でできていて,太陽に近づくと尾を伸ばす天体を【すい星】という(図13)。その多くは,太陽の近くを通る細長い楕円形の公転軌道をもち,海王星の軌道の外側にある天体(太陽系外縁天体)の集まりや,そのさらに遠くからやってくる。

すい星が太陽に近づくと,太陽の熱で表面がとけ,ガスやちりがふきとばされて,尾が伸びているように見える。

図13 すい星の尾のでき方
図14 地球から見たすい星

流星とは,いわゆる流れ星である。宇宙空間にあるちりなどが,地球または他の天体の大気に突入して,高温になって発光する。 すい星はちりを大量に放出するため,ちりはすい星の軌道上に密集している。すい星の軌道と地球の軌道が交わっており,地球がちりの集まりの中を通り過ぎるとき,流星が特に多く見える。これが流星群である。条件がよいと,1時間に100個以上の流星が見られることもある。

図15 流星群

地表まで落ちてきた天体を隕石といい,岩石や鉄からなる。写真は1902年に現在の埼玉県越谷市に落ちてきた物体で,近年正式に小惑星起源の隕石と認定され,「越谷隕石」と名づけられた。

図16 隕石

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