【観測史上最古,124億年前の宇宙に渦巻き構造を持つ銀河を発見】
私たちが住む地球がある天の川銀河は,渦巻き状の構造をした「渦巻銀河」です。現代の宇宙において,渦巻銀河は銀河全体の7割ほどを占める,ごくありふれた形です。しかし古い時代にさかのぼるにつれ,渦巻銀河の割合は減少します。 今 …
私たちが住む地球がある天の川銀河は,渦巻き状の構造をした「渦巻銀河」です。現代の宇宙において,渦巻銀河は銀河全体の7割ほどを占める,ごくありふれた形です。しかし古い時代にさかのぼるにつれ,渦巻銀河の割合は減少します。 今 …
2019年,地球から5500万光年にある巨大銀河M87を撮影した映像が発表され,大きな反響を呼びました。そのデータをより詳細にまとめた研究結果がこのたび発表されました。 19の電波望遠鏡による膨大なデータを反映した画像に …
地球上の望遠鏡で遠い宇宙を見ようとすると,どうしても大気などの影響を受けます。ハッブル宇宙望遠鏡は,宇宙からの観測を行えるという点で画期的でしたが,すでに打ち上げから30年以上経っています。そこで,ハッブルの後継機として …
天の川銀河の中で,強い電波放射を繰り返す未知の天体が見つかりました。この天体は30~60秒間という長い時間継続する電波放射を18.18分周期(1時間あたり約3回)で繰り返していて,その周期はパルサー(ミリ秒~数秒周期で瞬 …
巨大な星の最期に起こる超新星爆発という現象には,まだまだ謎が多く残っています。 今から40年ほど前,超新星爆発のひとつの形として,星の中心部で電子が失われる現象が起きて星の爆発が引き起こされる「電子捕獲型」という理論が提 …
「歴史上初めて,宇宙船が太陽に触れた」 米航空宇宙局(NASA)は12月14日(現地時間),NASAの宇宙探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」が太陽の上層大気であるコロナに到達したと発表しました。 太陽の超高温の大気で …
2012年前半,宇宙のはるか彼方にある巨大な星からの光が突然観測できなくなりました。恒星の光の強さが変わることはよくある現象ですが,この星の場合,すべての波長の光が200日にわたりほぼ観測されなくなりました。星の光が何か …
素粒子の一種「ニュートリノ」は,物質を構成する素粒子の中でも極端に小さく軽く,見ることも触れることもできません。あらゆる物質を――私たちの体さえも素通りしてしまうので,「幽霊粒子」とも呼ばれます。 この謎めいた粒子の謎を …
太陽系が属する天の川銀河にあるブラックホールの姿を撮影することに,国立天文台などが参加する国際研究プロジェクト「イベント・ホライズン・テレスコープ(EHT)」が成功しました。 チームは2019年にも別の銀河のブラックホー …
「銀河団」とは,数百から数千の銀河が集まったもので,重力的に集まっているものとしてはこの宇宙で最大の物体です。その巨大な物体が衝突する様子が詳細に観測されました。 今回観測されたのは,地球から約9億6000万光年離れたと …
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