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※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.94>

 光合成と養分

 植物が光のエネルギーを利用してデンプンなどの養分(有機物)をつくり出すことを【光合成】という。植物が光合成を行うには,光のエネルギーのほかに水と二酸化炭素が原料として必要である(図15)。

 デンプンなどの養分は,植物体内の化学変化で水に溶けやすい物質に変えられ,からだ全体に運ばれる。運ばれた養分は細胞で消費されて,生命を維持するエネルギー源となったり,からだをつくる物質につくり変えられたりする。また,養分の一部は,種子や果実,いもなどにたくわえられる。これらが芽を出すときには,中にたくわえられた養分をエネルギー源として使う。

① 二酸化炭素CO₂は気孔を通して空気中から取り入れられ,葉緑体にとどけられる。

② 水H₂Oは根から吸収され,葉緑体にとどけられる。

③ 光合成の結果,デンプンなどの養分がつくられ,同時に酸素O₂が発生する。

④ 酸素は気孔から空気中に排出される。

図15 光合成のしくみ

 呼吸

 図16の実験から,暗いところに置いた植物は二酸化炭素を出していることがわかる。このとき,植物は酸素を取り入れている。つまり,動物だけでなく,植物も呼吸している。これはすべての細胞が呼吸しているためである。

 植物は光が当たらないと光合成を行わないが,呼吸は昼も夜も行っている。昼は光合成がさかんに行われるため,植物全体としては,二酸化炭素を取り入れ,酸素を排出しているように見える(図17)。

光合成でつくられたデンプンが師管の中を運ばれるときは,デンプンの分子よりも小さな,ショ糖の分子(水に溶ける)に変えられます。

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