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※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.24>

 分子

 酸素や水素などの気体では,原子が単独に存在するのではなく,いくつかの原子が結びついた粒子が1つの単位になっている。この粒子を【分子】❶とよぶ(図15)。

水分子はVの字に折れ曲がっていて,二酸化炭素分子は直線状の形であることがわかっている。

図15 いろいろな分子モデル

水素分子や酸素分子などのように,1種類の原子からできている物質は「分子をつくる単体」です。水分子やアンモニア分子などのように,2種類またはそれ以上の種類の原子が結びついてできている物質は「分子をつくる化合物」です。

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❶ アボガドロ(イタリア,1776〜1856年)は,ドルトンが発表した原子の考えを進めて,気体では,原子が結びついた状態でできているという考えを発表し,これを分子とよんだ。

10 化学式

 すべての物質は,元素記号を使って表すことができる。元素記号を使って表した物質の記号を【化学式】という。

 単体や化合物には,それぞれ分子をつくる物質と,分子をつくらない物質がある。これらの物質は,化学式で次ページのように表される。


 発展 

 水分子や二酸化炭素分子などの化学式が決まっているのは,原子の種類によって,ほかの原子との結びつきの数が決まっているためと考えることができる。水素原子の結びつきの数は1,酸素は2,炭素は4として,その数を余らせないようにほかの原子と結びつくと,水分子や二酸化炭素分子ができあがる。

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