Logo
<UDエンジン>

現在,ふりがな・翻訳表示の調整中です。

gkt-horizontal-line

※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.174>

 交流と直流

 私たちが家庭のコンセントなどから利用する電流は,電磁誘導を応用してつくられている。この電流は,電流の向きが短い時間間隔で交互に逆になることをくり返している。このように,周期的に向きが変わる電流を【交流】という。

 交流では,電流の向きが一度変わって,またもとにもどるまでを周期という(図23(b))。また,1秒間当たりの【周期】の回数を【周波数】といい,単位は【ヘルツ】(記号Hz)である❶。

 これに対し,乾電池の端子には+極と−極があり,乾電池をつないだ回路では,電流の向きが一定である。このように,向きが常に一定の電流を【直流】という。

(a) 電源装置を直流にしたとき,一方の発光ダイオードだけが点灯し続け,もう一方は消えたままである。
(b) 電源装置を交流にしたとき,両方が点灯しているように見えるが,ふり動かすと,写真のように点灯と消灯がくり返されている。

図22 発光ダイオードで見た直流と交流

オシロスコープを使うと,電圧の大きさや向きが変わるようすをグラフとして見ることができる。

(a)オシロスコープでみた直流の電圧は,変化せずに一定の値である。

(b)オシロスコープでみた交流の電圧の変化は,電流に置きかえて考えることができる。交流を流した発光ダイオードが交互に点灯したのは,オシロスコープで見た電流の「山」と「谷」では電流が逆向きになるからである。

図23 オシロスコープで表す直流と交流

オシロスコープでみた交流は,探究6の結果をグラフにした図20と似ているね。探究7では,交流をつくっていたんだ。

avatar

❶ 日本では,発電所から送電される交流の周波数は,東日本が50Hzで,西日本が60Hzである。

読み取り中...