わたしたちの身の回りでよく見かける緑色のアマガエルは,これまではすべて「ニホンアマガエル」とよばれてきましたが,最新の研究で,東日本と西日本にすむ個体は別種であることが確認されました。愛知教育大と京都大の共同研究で,遺伝子や体の特徴,分布をくわしく調べた結果,西日本のものが従来のニホンアマガエル,東日本のものは新種「ヒガシニホンアマガエル」として認定されました。
両者は,約500万年前に分かれ,分布の境界は福井―京都―大阪―和歌山―奈良―三重を結ぶ線上にあります。その境界付近には両種の雑種の集団が限られた範囲で見られますが,雑種が広がらない理由は不明で,子が育ちにくいなどの可能性が考えられています。両種の外見は非常に似ており,見分けられるのは太ももの模様くらいで,西日本のニホンには模様がなく,東日本のヒガシには模様があるとのことですが,例外の個体もみられ,区別は専門家でも難しいとのことです。
観察をしてみたくなりますが,ごく小型のカエルのため,いざ探すと意外と見つからないもの。そんなときの穴場は,実は夜のコンビニで,明かりに集まる小さな虫を食べにカエルも多く集まるため,夏の時期は非常に見つかりやすくなります。なお,どちらのアマガエルも皮膚に弱い毒があるため,手袋を使うなどして直接触らないようにし,観察後は必ず手を洗うようにしましょう。
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