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※このウェブページは中学校理科3年の学習内容です。<3年p.33>

 斜面上にある物体には,斜面に平行で下向きの一定の大きさの力がはたらき続けている。一般に,物体は,運動と同じ向きに一定の大きさの力がはたらき続けると,一定の 割合で速さが増加する(図11)。また,斜面の傾きが急になるほど,斜面に平行で下向きの力が大きくなる。このとき,物体にはたらく力が大きくなり,速さの増し方も大きくなる(図12)。
 斜面の角度を90°にしたときは,物体には鉛直下向きの重力だけがはたらき,落下する(図13)。このように,物体が鉛直下向きに落下する運動を自由落下という。自由落下は,斜面を下る物体の運動と同じように,一定の割合で速さが増加する運動である。

(時間間隔0.2秒)

図11 自由落下する球の運動
(時間間隔0.025秒)

図12 なめらかな斜面上での球の運動

時間と速さの関係をグラフにすると直線になる。また,斜面の角度が大きいほど,物体にはたらく力が大きく,グラフの傾きが大きい。これは速さが増加する割合が大きいことを示している。

図13 物体に運動の向きに一定の力がはたらき続けるときの速さ


 発展 
 速さと移動距離

探究5の結果から得られた「時間 − 速さ」のグラフは,図12のような比例のグラフになる。これに対して,「時間 − 移動距離」のグラフを作成すると二次関数のグラフになり(下図),時間が経つほど一定時間の移動距離が長くなっている。このことは,図11の球の運動において,画像に記録された球の間隔が時間とともに長くなっていることを示している。

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