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※このウェブページは中学校理科3年の学習内容です。<3年p.94>

 脊椎動物の進化の道すじ

 脊椎動物❶でいちばん古い化石は,古生代❷初期の地層から見つかる魚類の化石である。次いで,古生代中後期の地層から両生類やは虫類の化石が見つかり,中生代の地層から哺乳類や鳥類の化石が見つかる。このように,時代が新しくなるにつれて,脊椎動物のなかまは魚類,両生類,は虫類,哺乳類,鳥類と順に増え,また,それぞれのなかまの種類も増えてきたことが化石からわかる(図23)。

 また,化石や現在生きている動物をくわしく調べると,2つのなかまの中間的な特徴をもつ動物が見つかる(図24)。これらのことから,脊椎動物は,まず水中生活をする魚類が出現し,魚類のあるものが,陸上生活のできる特徴をもった両生類へと進化したと考えられる。やがて,両生類のあるものから,陸上の乾燥に耐えられるしくみをもった動物が現れて,は虫類や哺乳類❸に進化し,は虫類である恐竜からは,空を飛ぶのに適したからだのつくりをもつ鳥類が進化したと考えられる。

脊椎動物の分類ごとの種類の多さを,化石をもとにして地質年代ごとに示した図である。

図23 脊椎動物の出現と繁栄

❶ 脊椎動物には,魚類,両生類,は虫類,哺乳類,鳥類の5つの分類がある。(中学校1年)

❷ 地質年代は,古生代,中生代,新生代に分けられる。地層が堆積した時代を推定できる化石を示準化石という。サンヨウチュウは古生代,アンモナイトは中生代の示準化石である。
(中学校1年)

❸ 初期の哺乳類は,カモノハシ(図24)のように卵生であったと考えられるが,その後,哺乳類は体温を一定に保つしくみや胎生のしくみを備え,特に新生代にさまざまな場所に生活の場を広げた。

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