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※このウェブページは中学校理科2年の学習内容です。<2年p.200>

 探究3 では,力が一定でも,力が押す面積が小さいほど,力のはたらきが大きくなることがわかる。

 このような面を押す力のはたらきを表すときは,単位面積(1m²や1cm²)当たりの面を垂直に押す力の大きさで表すと都合がよい。これを圧力という。圧力は次の式で求められ,単位にはN/m²❶またはパスカル(記号Pa)を用いる。1Paは1m² の面を垂直に押す力が1N のときの圧力(1N/m²)である。

$$ 圧力〔Pa〕=\frac{面を垂直に押す力〔N〕}{力がはたらく面積〔m^{2}〕} $$

足の接地面積を広げる「かんじき」をつけた場合,雪にうもれにくくなる。

図7 接地面積のちがい

2 大気圧

 地球をとりまく空気を【大気】といい,大気の層を【大気圏】という(図8)。大気圏の厚さは数百km で,上空にいくほど空気の密度が小さくなり,しだいに真空に近くなっていく。
 大気圏の中でも,雲ができるなどの気象現象が起こるのは地上から高さ約11km ❷までの層の中である。この層の中では,空気の温度は上空へいくほど低い。

地球表面のうすい青色の部分が大気の層である。大気の層は,地球の半 径の約6400km と比べると非常にうすい。また,空気の密度は,地表 から15km の高さになると,地表の約6 分の1 しかない。

図 8 人工衛星から見た地球の大気と雲

❶ 「ニュートン毎平方メートル」とよむ。大気の層(大気圏)大気の層の厚さは数百km 程度地球の半径約6400 km

❷ この高さは,赤道付近では約17km,中緯度(→ p.224)では約11km,極付近では約9km である。また,季節によっても変わる。

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