Logo

AIには無礼講でOK

やはり,感情をもたない機械に忖度(そんたく)は不要なのかもしれません。米ペンシルベニア州立大学の研究によると,生成AIに質問をした場合,問いかけのプロンプトがていねいなほど,回答の精度が低下してしまうことが示されました。
実験では,数学・科学・歴史の各分野50問に対し,ていねいさの異なる5種類のプロンプトを用いてChatGPT-4oの正答率を比較しました。用いたプロンプトの『非常にていねい』な文体は,“大変恐縮ですが、次の問題を解いていただけますでしょうか?”といったものであるのに対し,『非常に失礼』な文体は,“おい、使い走り、これを解け。”といったものとなっています。比較の結果,『非常に失礼』なプロンプトのほうが,『非常にていねい』なものよりも回答の精度が高くなることが確認されました。これは,ていねいな文章表現はAIにとってのノイズとなってしまうため,人間でいうところの“注意を散漫にさせる”効果をもたらした一方で,失礼な表現はより命令的で明確な構文をもち,答えるべきことの特定に有利にはたらいたと考えられます。
ただし,研究チームはもちろん,『失礼』な表現を推奨しているわけではなく,プロンプトの使用に際しては倫理的な配慮の重要性を強調しています。

もと記事リンク(外部サイトに繋がります。公開から時間がたつと繋がらない場合があります)

読み取り中...